今回はサウナには欠かせない気持ちいい 水風呂 について本当のところ効果はあるのか?
私はラキストと申します。
週2~3回、東京都のサウナをめぐり体験記を書き連ねております。
ぜひ、そのほかのサウナの体験記も見てください!!
京都大学理系学部卒、現在は某コンサルファームで職に就いており、仕事柄もあって
サウナにおける水風呂についてなんとなくではなく科学的な観点から解説します。
参考としているのは、医者が教えるサウナの教科書 著:加藤容崇 です。
タイトルの通り、お医者さんがサウナの効能について科学的観点から説明しており非常に納得感のある本となっております。
サウナ―の方は一度手に取ってみてください!
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水風呂とは
水風呂とは文字通り温度の低い風呂のことです。
サウナ室がある銭湯なら、ほぼ設置されているでしょう。(水シャワーのところもありますが)

サウナで最強の効果を出すための正しい入り方の大原則は
サウナ → 水風呂 → 外気浴
のセットでサイクルを何回か回すことです。

水風呂は冷たすぎて入るのは嫌だ!!!

心臓に負担がかかるから水風呂はよくない!!
こういった水風呂を避ける声はいまだに聞きます。
もちろん、水シャワーで代用できるところはあるのですが、正しく水風呂に入ることで様々なメリットを享受することができます。
水風呂に入ることを避けてきた人も、
後述する正しい入り方を実践してみるとよりよい#サ活になることでしょう。
水風呂の正しい入り方

正しい水風呂の入り方はいったいどういったものなのでしょうか。
その前に、銭湯に設置してあるすべての水風呂がそもそも良いものとは限りません。
ここでいう、”よくない水風呂”は以下のような水風呂です。
1.温度が低すぎる水風呂(目安16~17度が良いといわれている)
2.水流が強すぎる水風呂
1つ目について、熟練サウナーがよくこんなことを言います。
「サウナとの温度差がクセになるので、水風呂は温度が低ければ低いほうがいい」
これが良くないというのは感覚的にわかると思いますが、科学的に説明します。
人体の細胞膜にはTRP受容体という温度センサーが備わっており、
生命が危うい温度になると、痛みとして感覚を変換し危機を教えてくれる仕組みになっています。
生命が危ういと感じる温度は、
- 高温側はタンパク質の変性が始まる42~43℃以上
- 低温側は16~17℃以下
つまり、10℃くらいの冷たすぎる水風呂が気持ちいいと感じるのは痛覚異常という疾患です。
もしくは、ドーパミンという快楽物質が異常に分泌される「サウナ依存症」なので気を付けましょう。
一方、温度がぬるい水風呂だと5分や10分など長い時間入れてしまうので、
表面体温だけでなく深部体温が下がって低体温症のリスクが高まるので要注意です。
水風呂の温度は重要です。
個人差はあれど、適温は16~17℃だと頭に叩き込みましょう。
2つ目、水風呂になかにはバイブラのような気泡が床からブクブクと噴き出しているものや、
水流が設けられているものもあります。
ところで「羽衣(はごろも)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

原義は天女の飛翔の道具として用いられた衣装で、逸話が由来の言葉ですが、
サウナ界では冷たい水風呂と熱い自分の体の熱の温度境界層のことを指します。
羽衣は冷たい水風呂と自分の体の熱交換を妨げるはたらきをしており、
羽衣があれば、身体に負担が少なくなるようにゆるやかに熱交換が行われることになります。
しかし、水流があったり、自分がバシャバシャと動いたりするとこの羽衣はなくなってしまうので
結果として身体に負担が増してしまうのです。
正しい水風呂を選ぶことからはじめましょう。
そして、羽衣は気持ちいい!!
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